輸出部は、共同貿易グループと連携し、日本食文化を世界の人々に広める事を理念に日々活動しております。
輸出部の活動は大きく三つに分類されます。
輸出部は全米主要都市に位置する共同貿易グループの商品開拓・ 買い付け機関として幅広く商品を取り扱っています。 現在米国には約15,000店の日本食レストランが営業しています。 弊社では個別の店舗の様々なニーズ(要望)に対応できるように数千にもおよぶ食材と レストランサプライ品を取り扱っております。
<おもな取り扱い商品>
基本食品 | 醤油、味噌、米、酢、みりん、わさび、だし、油等 |
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酒 | 日本酒、焼酎、ビール、ワイン、梅酒等 |
冷凍食品 | 日本各地の魚、枝豆、加工冷凍食品等 |
一般食品 | ソフトドリンク、ドレッシング、塩、大豆シート、缶詰、麺、お菓子、漬物、その他加工食品等 |
食器 | 漆器、竹、木製品、ガラス容器等 |
陶器 | 日本各地の焼き物(皿、茶碗等業務用および家庭用食器類) |
料理道具 | 寿司関連道具、高級和包丁、天ぷら道具、鍋、コンロ等 |
レストラン用具 | ハッピ、草履、のれん、飾り道具、寿司ケース、食品模型等 |
自社ブランド | MIYAKO(都), HANJO(繁昌), MARUKYO(丸共),ULTS(超低温冷凍魚) |
近年は、日本でも著名なレストランが米国での店舗展開を始めています。
輸出部では、共同貿易グループと連携し、
レストランの開店のコンサルティングやサプライ品の調達・
輸出をお手伝いさせていただいております。
米国でのレストラン出店を計画中の方
または今後海外展開を検討されている方はご相談ください。
我々は、輸出活動は日本の“食文化”の普及活動と自負しております。
1967年には、共同貿易グループと連携し、
他社に先駆けて米国での寿司ネタの出荷を始めました。
東京共同貿易が寿司のパイオニアと言われている所以です。
1990年には、地酒の出荷をはじめ、
現在の米国でのJIZAKEブームの基礎を築きました。
これからはより鮮度のよい本物の日本食を出荷できるよう
新しい試みを始めています。
業界のリーディングカンパニーとして常に挑戦を続けていきます。
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共同貿易の創立は1926年。日本からの移民でカリフォルニアにやってきた
日系一世の人々がタクアンや味噌汁を食べたいという要求に応えるために
共同出資をしてアメリカ・カリフォルニア州に設立した輸入会社が共同貿易です。
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第二次世界大戦の影響で、共同貿易の活動は一時停止しましたが、
事業を再度軌道にのせる意図もこめて、1947年に東京共同貿易を設立しました。
アメリカ-日本の二国間に太いブリッジが確立されました。
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その後共同貿易グループは売上を順調に伸ばしましたが、
当時の主力商品は在米日系人向けの食料が殆どでした。
そこで日本食品の更なる発展を目指し、米国人向けの輸出を展開しました。
中でも、東鳩製菓(現 東ハト)のハーベストクッキーや
北日本食品社(現ブルボン)薄焼き煎餅がヒット商品として大量に輸出されました。
しかしこれらの商品は真似られる事が多く、寿命が短いのが現状でした。
更に画期的な商品を模索した末、今まで考えもしなかった
「寿司」の取り扱いに着目しました。
この「寿司」の採用が米国での日本食展開の基礎となり現在に至っています。
また、ニクソンショックにより円高が急激に進んだため、
醤油、日本酒、味噌、酢等のアメリカでの現地生産が開始されました。
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1980年に全米で放映されたドラマ「SHOGUN」が大ヒットしました。
共同貿易が長年手がけてきた努力と重なり、「SUSHI」も大ヒット商品となりました。
「SUSHI」は西洋食にはない繊細な味と、
低カロリーでHEALTHYな点が高い評価を受けました。
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SUSHIがアメリカ社会に定着し、様々な層のアメリカ人が
日本食を楽しむ時代になりました。アメリカで生まれた「カリフォルニアロール」は、
日本に逆輸入されている程です。地酒は日本国内での苦戦を尻目に、
アメリカで大ヒットしています。
純米吟醸クラスの高級酒が本物志向のアメリカ人に支持されています。
近年では、有名日本食レストランのアメリカ出店がさかんです。
共同貿易グループも、レストランの海外展開をサポートできる体制づくりを
ますます強化しております。
JIZAKE = PREMIUM SAKE(米国社会に理解された品質)
米国で日本食が一般アメリカ人に知られるようになったのは1980年のSHOGUNブームからと言われています。
日本酒も「HOT SAKE」として熱燗が人気がありました。この頃、宝酒造等大手各社が相次いで日本酒の現地生産に踏み切りました。
現在では大手5社が日本酒の現地生産を行っています。
その後1995年頃より日本酒のよさが更にアメリカ人に理解されるようになりました。
「よりおいしい日本酒を飲みたい」というアメリカ人の要望が増え、日本各地の地酒が注目されるようになりました。
原料、製造工程等日本各地で培った手作りの伝統技術が評価され、「JIZAKE」として定着。
アメリカ本土で生産される日本酒の他に「PREMIUM SAKE」あるいは「JIZAKE」として、
レストランメニューに表示されています。
各蔵元様の努力と汗を米国に輸出・普及させる
現在弊社では、100種類以上の地酒を取り扱っております。各地の酒蔵では各々の素材、技術、気候を持ち、
どれも個性的な地酒を製造しております。我々は、そこで培われた努力や汗も米国の人々に理解していただけるようにさらに
努めてまいります。
米国初の超低温倉庫をロサンゼルスに開設
「より鮮度の高い魚を米国市場に提供し、魚のおいしさを更に理解してもらいたい」長年共同貿易グループが、
取り組んできた試みです。その試みの一つとして、昨年弊社のロサンゼルスのグループ会社が米国初の超低温冷凍倉庫
(-60℃、-75°F)を開設しました。弊社も日本各地の漁業企業と提携し、超低温冷凍魚の商品開発を行っています。
「生よりも新鮮(FRESHER THAN FRESH)」を目指して、新しい挑戦が始まりました。
ULTS(ULTRA LOW TEMPERATURE SEAFOOD)
共同貿易グループでは、超低温冷凍魚をULTS(ウルツ)として、米国で商標登録しました。
通常の冷凍魚とは鮮度、味、賞味期間すべてにおいて一線を画す商品として米国の皆様に
ご愛顧いただけるよう商品開発に努めております。
ヨーロッパ、ロシア、オセアニア、東南アジアへ
「弊社は創立以来、アメリカ向け中心の輸出業務を行ってきました。さらに、「日本の食文化を世界の人々へ」をスローガンに、
アメリカ以外の市場にも積極的にビジネスを展開しています。ヨーロッパでは、世界最大のフードショー"SIAL"、 "ANUGA"に
毎年参加し、新しいビジネスを発展させています。ニュージーランドでは、テイクアウト寿司が大衆化し、弊社の商品が多く
輸出されております。
主要輸出国と取引先
米国、カナダ、メキシコ、スイス、フランス、クウェート、シンガポール、タイ、ミャンマー、マレーシア、インドネシア、中国、韓国、オーストラリア、ニュージーランド